病院について

ギリシャ神話に登場する医の神様アスクレピオスは、皆さんがよく見かける半人半馬の賢者ケイローンに育てられましたが、師を凌ぐほど医学に才能を発揮しました。 やがて独立し、その医術の技は、益々熟達し、ついに死者までも生き返らせることが出来るようになりました。 このことがゼウスの怒りを買い、天に召し上げられ「へびつかい座」となり、医の神様として神の一員に加えられました。 その枝にヘビの巻きついたモチーフは「アスクレピオスの杖」(蛇杖)と呼ばれ、医の象徴としてWHOをはじめとして世界的に用いられています。 わたくし共も、その「蛇杖」をロゴマークの中心に独自にデザイン化いたしました。

そして、「蛇杖」を囲んでいるのは葡萄の木と房です。日本の葡萄は、仏教と共に大陸から伝来したと伝えられていますが、日本では古来から薬として用いられてきました。 医薬を司る薬師如来の台座に、葡萄が貴重な薬であったことが伺えます。

以上の由来を基にして、わたくし共の熊本総合病院のロゴマークは『医の神アスクレピオスの「蛇杖」を、古来からの日本の薬である葡萄の木で優しく包む独自のデザイン』としております。 グラデーション有る無しの2パターンがありますが、どうぞ親しんで頂ければ幸いです。