病院について

 当院は、「独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)熊本総合病院」に移行いたしまして丁度10年となりましたが、昭和23年に厚生省による開設以来、八代地域で最も歴史ある公的病院として、質の高い高度医療をもって市民の皆様のみならず熊本県南住民の皆様の健康をお護りする拠点病院でございます。

 平成25年1月、旧病院に近接する八代中心市街地に、熊本総合病院独自のアイデアによるデザインで広い駐車場も整備した八代の100年先を見据えた堅牢で且つ美しい新病院をオープン致しました。そして更に、令和5年2月には「北館」を竣工し、併せて「本館の大改修」も行ったことによりまして、「本館と北館が一体となった南北170mの壮大な病院施設」となりました。すなわち、「医師団を始めとする全職員の医療技術とこころ」によって「質の高い高度な地域医療を行う病院」であることは勿論ですが、「八代のランドマークとして新しい美しいまちづくりに貢献する病院」の使命も担っております。

 わたくし共の「JCHO熊本総合病院」は、以上の通りの最新の機能を備えた医療設備や医療環境の充実とまち創りにも貢献するという気概の下に、職員全員が医療のプロフェッショナルとして医師主導型のチーム医療に務め、「患者さんが満足される最新の医療と情熱をもって実践する」ことを理念とし、日夜、有能な医師をはじめとした病院のすべてのスタッフが一丸となって診療にあたっております。真の医療の原点に立ち戻り、人として対等の立場で患者様の権利を守り、愛情と情熱をもって、患者さまの疾病を治すことと苦痛を癒すこと、そして患者さまが満足されること、に喜びを感じております。
  そして、当院のモットーは、「職員自身がかかりたい医療を実践する」、「医療と共に公に一肌脱ぐ」、でございます。
 今後、さらなる最新の医療と愛と情熱で、患者さんの満足を追求する医療を実践して参る所存でございます。

令和6年4月

島田 信也

独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)
熊本総合病院 病院長
JCHO理事長特任補佐
JCHO学会院長部会 会長

略歴
1980年 熊本大学医学部卒業、熊本大学第二外科入局
1986年 熊本大学大学院卒業(医学博士)
1988年 アメリカNIH国立癌研究所主任研究員(~1992年)
1993年 熊本大学第二外科助教
2003年 熊本大学大学院消化器外科 講師
2005年 熊本市立熊本市民病院 外科部長
2006年10月から現職
2007年 熊本大学臨床教授兼任
2017年~2024年3月 JCHO九州地区担当理事
2022年 JCHO学会院長部会会長兼任
2024年 JCHO理事長特任補佐兼任