独立行政法人 地域医療機能推進機構 熊本総合病院

放射線治療装置を新たに導入しました【2025年6月】

当院では、令和7年6月に最新の放射線治療装置を導入しました。
これにより、より正確で身体への負担が少ない放射線治療を提供できるようになりました。

導入機器
・放射線治療装置:TrueBeam(Varian社製)
・体表面モニタリングシステム:IDENTIFY
・放射線治療計画装置:RayStation

これらの装置は、高エネルギーX線5種類(うちFFF線2種類)と電子線5種類の照射が可能です。
治療前にはX線画像および体表面画像による位置合わせを行い、精密に病巣に照射できるよう設計されています。

放射線治療とは?
放射線治療は、体外から放射線を照射し、がん細胞に傷を与えて治療する方法です。
正常な細胞にも一部影響はありますが、がん細胞に比べて修復力が高いため、
少量の放射線を複数回照射することで、正常組織の機能を温存しながら治療効果を高めることが可能です。
治療中は仰向けで寝ているだけで、痛みはなく、身体への負担もほとんどありません。