■累計500例突破! 当院で広がる「最新のダヴィンチXi手術」の取り組み
当院で導入している手術支援ロボット「ダヴィンチ」について、このたび累計手術件数が500例となりました。
2018年の導入以来、泌尿器・外科領域からスタートし
その後婦人科へと活用分野を広げ、日常的に使用されています。
幅広い活用やチーム体制の充実など、これまでの取り組みをご紹介します。
2018年の導入以来、泌尿器・外科領域からスタートし
その後婦人科へと活用分野を広げ、日常的に使用されています。
幅広い活用やチーム体制の充実など、これまでの取り組みをご紹介します。

1. 蓄積された経験による安全で安定した体制
これまでに外科・泌尿器科・婦人科あわせて累計500例もの手術を行ってきました。この経験を基に、誰が担当しても同じ流れで手術が進められる仕組みを整えています。安定した手術時間や進行が保たれ、日々の診療に組み込まれています。
2. 世界的に普及する信頼性の高い機器
ダヴィンチは、世界で1万台以上が稼働しております。特に当院が導入している最先端ダヴィンチXiは、従来のダヴィンチに比べて腕の可動範囲が広く、手ぶれが少ないため、より細かく正確な手術が可能です。操作性も向上しており、医師の負担を軽減しながら、安全で体への負担も少ない手術を提供できます。これにより、患者さんは安心して手術を受けられます。
3. 幅広い領域に対応できるチーム体制
外科・泌尿器科・婦人科が連携したロボット手術チームを組織。直腸・胃・結腸のロボット手術を担当できるプロクター(※)も在籍し、対象となる手術の幅が広がっています。
※プロクター:ロボット手術の術者に対し、実施基準や安全面を確認しながら指導・助言を行う医師。高度な技術と経験を有し、所定の認定を受けています。当院に在籍のプロクターは直腸・胃・結腸の3領域に対応でき、これは日本国内でも二十数名程度です。
4. 患者さんにとっての利点
- 多くの場合、切開が小さく体にやさしく、傷あとも目立ちにくい治療です
- 出血量が少なくなることが期待できます
- 入院期間が短くなり、早期の社会復帰が期待できます
今後の展望
当院では地域の中核病院として、ダヴィンチ手術の利点を安定してお届けできるよう、
継続的に体制を充実させてまいります。