B-TACE
従来までは目視による腫瘍の栄養血管同定、治療を行っていたが、新たな装置導入に伴い3D画像収集によるナビゲーションシステムEmboGuidを採用し、視認できない栄養血管も3D画像で同定可能となった。(Fig.1)
これによりピンポイントな塞栓治療の追及が可能となり肝臓の負担軽減が大幅に向上した。
下肢血管治療
20インチ高画質収集のパネルを使用することにより、少ない造影剤の注入回数、撮影回数で下肢全長の撮像が可能となり、患者の負担軽減が向上した。また、2D Perfusion撮像を行うことで、治療前後の血流改善を数値的に評価可能な技術も加わった。(Fig.2)
頭部血管撮影
以前の装置と大きく変わるのがバイプレーン(2管球)である。このバイプレーンは2方向同時撮影であるため、シングルプレーンと比較し造影剤の注入回数、撮像回数を減少させることができる。(Fig.3)
また、高画質収集のパネルにより以前と比較し40%の被ばく低減、造影剤による腎臓の負担軽減、そしてなにより心臓領域、頭部領域の迅速で明確な治療が可能となる。
最新のプラットフォームと卓越した操作性
大画面モニターFlexVisionXを用いることで、状況に応じた画面のレイアウトが変換可能(最大8チャンネル)である。また、テーブルサイドにTouch screen moduleがあるため、清潔な状態であっても画像確認、撮影条件の変更などが自ら可能となり、よりスムーズに最適かつ安全な検査が行えるようになった。
X不要のポディショニング
ラストホールドイメージ画像上にリアルタイムに照射エリアが表示され、X線透視を行わなくても、テーブル移動、昇降、視野サイズの変更に自動で追従が可能となっている。
広範囲で撮像可能な高性能パネル搭載のバイプレーン(20インチ/15インチ)
2方向からの高画質データ収集が可能である。また、メーカーにおける最大のパネルを用いているため、一度に広範囲の画像収集を行えるため、より安全で迅速な検査、治療が可能となった。
主な検査・治療
●肝動脈塞栓術
●脳血管内血栓回収治療
●動脈瘤コイル塞栓術
●経皮的冠動脈形成術
●末梢血管形成術
●経皮的血管形成術