病院長挨拶





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-今年のカレンダー-
〜熊本総合病院だより 『ぱとす』 2014年 新年号 病院長挨拶より〜



 

 謹んで新年のお慶びを申しあげます。

 

 年頭に当たりまして、先ず、わたくし共は一丸となって、昨年1月に竣工いたしました新病院にて、順調に診療を行っていることをご報告申し上げますが、すべては、医師会、熊本大学教授陣、国・県・市行政ならびに市民の皆さま方のご支援の賜と深く感謝申し上げております。そして、職員一同もさらにモチベーションを上げております。

 


 昨年10月、2020年東京オリンピック開催に加えまして、もう一つグッドニュースが飛び込んでまいりました。それは、昨年1月に竣工いたしました当新病院が、何と「清水建設の来年のカレンダーに掲載されることが決定した」との知らせでした。新病院のデザインは、外観、外壁の素材、窓の体裁、鳩などが止まらない面台傾斜の工夫、サッシの体裁、回廊、玄関、玄関のある南面1Fの全面立柱形式、玄関前の庇とアーチ構造、アプローチ、街灯、1Fの平面計画、玄関ホール、階段、光天井、照明、ライブラリーとカフェ、総合受付の体裁、マホガニー内壁のデザイン、売店、病室、ナースステーション、トイレ、医局、空中庭園、レストランなどなど、当院のアイデアが反映されたものです。従いまして、当院の喜びもひとしおです。さらに、清水建設の2014年カレンダーのラインナップを見ますと、1月が出雲大社、2月からは公共事業や工場ですが、8月は銀座歌舞伎座、9月がシンガポールの高層建築、そして、10月が当新病院となっておりまして、当院の新病院建築が世界の人達の目を楽しませるかと想像するとうきうきいたします。

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 ケビン・リンチは、既成市街地の街創りについて、①沢山の製作者の雑多な建物の集合であること、②住民にも様々な人間がいること、③見て美しく楽しまれるものでなければならないこと、④街創りには長い時間がかかること、から、極めて困難と言っております。そして、「都市の街創りが発展するかどうかは、正しい批判力を持つ国民が誕生するかにかかっている。もし芸術と国民が共に成長するならば、我々の都市は、その時こそ、その住民の毎日の生活を楽しくする源泉となることができるだろう」が彼の結論でした。

 

 わたくし共の新病院建築が、八代の、熊本の、そして、日本の美しい街創りに貢献できれば幸いです。

 

 わたくし共の熊本総合病院は、「美しい街創り」だけでなく、もちろん本来の任務である「医療を通じて、公に一肌脱ぐ」もモットーでございます。来年度から、当院は、さらに質の高い最新医療を実践しながら、「独立行政法人 地域医療機能推進機構」としての使命も果たしてまいります。これからも、全職員が一丸となってさらに精進して参りますので、本年も、皆さま方のさらなるご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

平成26年 元旦



 

 

2014.10

私たちの信念

〜熊本総合病院だより『ぱとす』2014年 秋号 病院長挨拶より〜

 

2014.7

とても悲しい出来事

〜熊本総合病院だより『ぱとす』2014年 夏号 病院長挨拶より〜

 

2014.4

正しい評価がプライズを超える

〜熊本総合病院だより『ぱとす』2014年 春号 病院長挨拶より〜

 

2014.1

今年のカレンダー

〜熊本総合病院だより 『ぱとす』 2014年 新年号 病院長挨拶より〜