診療科案内

心臓血管外科






令和3年1月1日より、暫く不在となっていた心臓血管外科において、
新たに診療を開始しました。当科では、心臓疾患および大動脈を含む血管疾患に
対する外科治療を取り扱っています。
具体的には、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)に対する冠動脈バイパス手術や
左心室形成術、弁膜症に対する弁形成術や弁置換術、大動脈疾患(胸部および腹
部大動脈瘤、大動脈解離)に対する人工血管置換術、不整脈に対するメイズ手術、
肥大型心筋症に対する心筋切除術、収縮性心膜炎手術、心臓腫瘍手術、閉塞性動
脈硬化症に対する下肢バイパス手術、下肢静脈瘤手術等、多くの領域を手がけて
います。当科では「高いレベルの医療を安心・安全に地域住民の方々に提供する」
ことをモットーにしており、チーム医療という考えで日々の診療に取り組んでいます。
手術前は外科医、循環器内科医、病棟看護師が連携し、手術時は外科医、麻酔科医、臨床工学士、
手術室看護師が連携し、手術後は外科医、理学療法士、ICU・病棟看護師が連携し共同作業を行う
ことで、入院から退院まで安心して身を委ねられる医療を目指していきます。
また急患にも対応しており、2021年11月中旬までに11件の院内・院外患者の緊急手術を行っています。
24時間、365日、いつでもご相談ください。

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術式 件数
冠動脈バイパス術(+肺静脈隔離術) 7(2)
弁膜症手術(+CABG, +Morrow) 14(2,1)
全弓部置換術(+心臓腫瘍) 5(1)
大動脈基部置換術(+CABG) 3(1)
上行置換術(+AVR) 2(2)
腹部大動脈置換術(内破裂例) 3(1)
下肢動脈閉塞・血行再建手術 5
下肢静脈瘤手術 9
その他 9
合計 51
 
前任地の国際医療福祉大学病院における8年間の心臓・胸部大血管手術における累積手術死亡率は0.66%でした(2017年日本胸部外科学会集計(最新版)に基づくと、弁膜症手術、冠動脈バイパス術、胸部大動脈手術における全国平均手術死亡率は3.4%)。前任地での経験を生かし、八代市を中心とした県南地域に質の高い安全な医療を提供していくと同時に、高度先進医療および低侵襲治療が可能な診療科・病院を目指していきたいと考えています。



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kandoumyaku

(冠動脈に吻合したグラフトが良好流れている)

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sinhuzen

(著しく拡大した心臓は縮小し、白っぽくうっ血していた肺血管陰影も正常化している)

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(心基部から下行大動脈に至るまで人工血管により置換され、頭部および腕に向かう血管も人工血管により再建されている)



担当医紹介
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診療部長

國友 隆二 Ryuji Kunitomo

(前国際医療福祉大学医学部心臓外科学講座教授)
専門分野/弁膜症外科・大動脈外科・冠動脈外科・血管外科一般

所属学会

・日本心臓血管外科学会(修練指導者・専門医・国際会員) ・日本外科学会(指導医・専門医・認定医)
・日本胸部外科学会(指導医・認定医・正会員) ・日本血管外科学会(評議員)
・日本冠疾患学会(評議員・特別正会員) ・日本低侵襲心臓手術学会
・日本循環器学会 ・アジア心臓血管外科学会
・日本低侵襲心臓手術学会 ・日本人工臓器学会

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医員

柘植 俊介 Syunsuke Tsuge

(前国際医療福祉大学医学部心臓外科学講座助教)
専門分野/心臓血管外科一般

所属学会

・日本心臓血管外科学会 ・日本血管外科学会
・日本外科学会 ・日本胸部外科学会
・日本冠疾患学会

熊大医師
毎週木曜午後




研究紹介

【1,多施設共同臨床研究】

H21年度より国立病院機構の心臓血管外科を持つ全国施設と、急性大動脈解離の臨床研究を行っています。

急性大動脈解離で緊急入院時の凝固因子などの値から急性期の死亡率を予測し、手術適応決定の指標とする研究です。
来年度中にはその結果が論文として発表される予定です。

 

【2,JACVSD・NCDへの全例登録】

日本の心臓血管外科の成績を普遍的に検証し、全国の手術成績や参加施設の成績を顧みて、
今後の臨床成績向上のためにフィードバックするための全国規模の心臓血管外科手術登録のことです。
この症例登録は患者さんやその家族が拒否しない限り、すべての手術症例が全国規模のサーバ-に登録されますので、
登録希望されない場合は職員に伝えてください。