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画像診断治療センター

腎機能と造影剤の関連に関して、CT用造影剤では 造影剤腎症が、MRI用造影剤ではNSFが問題となります。
※造影検査をご予約の際は腎機能へのご配慮をお願いします。
eGFR計算機をご利用頂くと、当院院内規定での造影剤使用の可否が簡便に判断できます。


eGFR 区 分 CT用造影剤 MRI用造影剤/Gd製剤 MRI用造影剤/EOB製剤※8
≧90 G1 通常投与 通常投与 通常投与
60〜80 G2 通常投与 通常投与 通常投与
30〜59 G3a,G3b 通常投与 少量投与※4 通常投与
15〜29 G4 少量投与※1
検査後輸液※2
禁 忌※5 禁 忌※6
<15 G5 禁 忌※3 禁 忌※5 禁 忌※6
  透析中 少量投与※1 禁 忌※5 禁 忌※6

*1 ヨード濃度300mgI/mlの造影剤を使用。100mlを上限として、体重1kgあたり2mlを使用する。
*2 検査終了後に生理食塩水500mlを輸液する。
*3 腎臓内科医と相談する。緊急時はG4に準じて造影剤を使用する。
*4 10mlを上限として、体重1kgあたり0.2ml使用する。
*5 やむを得ず造影する場合はNSF発症報告の少ない造影剤*7を使用する。
*6 造影を希望する場合、放射線科医と相談する。
*7 当院採用薬ではプロハンス(エイザイ)。
*8 EOB-プリモビスト(バイエル)肝特異性造影剤。

造影が必要な際はCTにて造影します。透析中患者へのMRI用造影剤使用は禁忌です。
他に代わりうる方法がなく、造影しない事による患者不利益が大きい場合に限り、少量のMRI用造影剤での造影を検討します。
◆造影剤と透析について詳しくはこちらをご参照ください。

造影剤使用後の乳酸アシドーシス発症のリスクがあるため、以下の如く院内規定を設けます。

腎機能が正常な場合

1.検査時からビグアナイド系糖尿病の内服を中止する。

2.検査後48時間はビグアナイド系糖尿病薬内服を再開しない。

3.その後、血液生化学検査にて腎機能に異常がない事を確認した後にビグアナイド系糖尿病薬内服を再開する。

腎機能が低下している場合
(eGFR 60未満)

1.eGFRと造影剤使用法の院内規定に注意する。

2.造影剤使用48時間以上前からビグアナイド系糖尿病薬の内服を中止する。

3.検査後48時間はビグアナイド系糖尿病薬内服を再開しない。

4.その後、血液生化学検査にて腎機能に異常がない事を確認した後にビグアナイド系糖尿病薬内服を再開する。

eGFRと造影剤使用法の院内規定のG4扱いとする。

1.eGFRと造影剤使用法の院内規定に注意する。

2.腎機能が正常な場合に準じてビグアナイド系糖尿病薬を休止する。

3.検査後に生理食塩水 500mlを輸液する

4.乳酸アシドーシスの症状について慎重に経過観察する。

この度、造影剤同意書の運用方法を変更し、1検査1同意書としました。ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
造影CT、造影MRI申込時に同意書取得および問診票記載をお願いします。
造影剤に関する説明書を患者にお渡しください。
同意書は検査毎に毎回取得をお願いします。
※検査準備表をご参考にご準備下さい。

飲水:飲水制限は不要です。

食事:軽めの食事を摂ってください。
MRCP時は検査前6時間以上の食事制限をお願いします

内服:内服薬制限は不要です。